何百年も前に一族を抜け出して人間を娶った龍神が始まり。
宗家は龍神の一族。分家は龍燈の一族。その両家に仕える貧乏神/福の神の匙谷家で構成される。
時が経つにつれて血が混ざっていったため種族と家の括りに拘りはない。
だが亜人とは血の相性が悪く、亜人と成した子にはなんらかの障害がある可能性が高い。
商才がある者が多く宗家は貿易を主に行い龍雲寺財閥と呼ばれるほど大きなものになっていたが1991年に倒産、解体されてしまっている。
当時の当主とその妻の行方は不明。長男は死亡届が出されており、現当主にあたる次男は親戚に預けられたらい回しにされ後、孤児院である鬼童丸家で育てられる。
〇出雲京の分家
妖怪の貴族の家となっているが人間と結婚することに肯定的な家で人間として生まれてくる者もおり、出雲京では差別的な目で見られることが多かった。
さらに西京に移り住んでいた宗家が解体されてからはますます住みづらくなり、多くの者が出雲京を離れていってしまう。
現在出雲京の屋敷に残っている龍雲寺の者はかすみしかおらず、世話係の津軽と通いの手伝いのものが何人か居るだけである。
人の幸運、不運を司る妖怪。
大きな家に仕え、能力を家の繁栄または邪魔者の衰退のために使う。
始めは貧乏神だがある一定量の不運を周りに与えるか誰かを殺すと福の神に転じることができ、切っ掛けとなった事象が大きいほど能力は強力になる。
貧乏神には泣き黒子、福の神になると目元に星の印が現れる。
姿と体の仕組みは人間によく似ているが生殖活動を伴わず同族の近くに3、4歳の姿で自然発生する。そして寿命を迎えると何も残さず消える。
増える条件は分かっていないが感情の起伏に関わりがあると見られている。
また成人済みの者のほうが確率が高く、そのため自分の子として育てることが多い。
新宿区神楽坂にある遊郭。
六階建ての和風の建物の形をした植物で意思を持つ。
その名の通り中も外も色とりどりの花が咲き乱れ、花々が提灯の明かりで照らされる様はとても美しいと評判。
一階は張見世、二階から六階まで一つ上がるごとに遊女の格と値段も上がる仕組み。
建物の中心は吹き抜けになっている。
一番上には牡丹と呼ばれるたいそう美しい遊女がいるらしい
実際はとうの昔に牡丹は死んでおりそっくりに作られた人形がめかしこまれて座っているだけである。
格式高いが遊女にはあまり優しくなく上下関係が厳しい。
死んだ遊女の死体は百々花楼の養分になるという噂。
現在の楼主は五代目。
数十年前に買収されて荒神一族所有の店になっている。
華国のマフィア。
数十年前に一人の女が立ち上げた組織であり、大半が女性で構成されている。
現在の主な目的は金儲けおよび組織の拡大である。
華国内の市街地の地下に賭博場を作っており、そこが拠点となっている。
他にも麻薬密売、人身売買、密入国斡旋なども。
二十年以上前に買い取った龍雲寺財閥の貿易パイプを使用
合理的で利益を優先して動くが仲間内でのつながりは強い。
一家に入った者は体の何処かに蜥蜴の刺青を入れなければならず、その刺青を入れた個所を切り落とさなければ一家を抜けることは出来ない。
故に首や胸など致命傷になる場所に入れた者ほど覚悟の強さを示せ、敬われる。
今は亡き初代を尊敬している組員が多く、派手好きな初代に倣って有事の際はどれだけ目立てるか美しくあれるかを意識する。
西京都にも進出しており二代目が仕切っている。
拠点は新宿。地下に潜み、ダムの水道や地下空間を利用。
華国と同じく違法な取引、百々花楼や見世物小屋への人身売買などを行っている。
現在の家長は三代目。
8年前の六月頃に西京都を襲った豪雨。
特に新宿での被害が大きくこう呼ばれている。
一部床上浸水。
死傷者はおらず、怪我人数名に行方不明者が一人。
突然の異常気象であったため何者かの異能が原因ではないかとされているが犯人は見つかっていない。
二十年以上前にNNNにて放送されていたアニメシリーズ。
劇場版、特撮なども作られており今でも長期休みなどにまれに再放送している。
人参を食べると変身できる宇宙ウサギが、平和を脅かす敵を倒していく勧善懲悪もの。
身軽な主人公(白ウサギ)のアクションが見所である。
一期は宇宙からの侵略者を倒していくストーリーだったが、当時交流が進んでいた宇宙人の印象が悪くなるとクレームが入った。
そのため二期以降は人口生命体やほかの種族が敵として使われている。
が、評価は一期が一番高い。
特撮版の主人公には空沢ユウキが起用された。
古い作品だが当時人気があったためにグッズが大量生産されており、今でも中古屋などで大抵のものが安価で購入可能。主人公や敵のぬいぐるみが主。
熱帯雨林に覆われた鮮やかな惑星。雨が多い。
巨大化した植物による豊かな森の中で同じく大きく成長した生き物が暮らす。
明確な文化を持った人型の生物は少なくヒエラルキーでも上位ではない。
知恵を授けるという蝸牛が生息しており、それにより知識を得て発展した。
恒星が寿命により膨張、飲み込まれて滅んだ。
いくつかの生物が希少種として保護されている。